目論見書のチェックポイント
投資信託の目論見書は、投資信託を購入する上で重要であることは分かりましたが、読み解くうえでいくつかの問題点があります。それは、専門用語や数字がびっしり並んでいたり、回りくどい表現が多く、全てに目を通すのは一苦労!
そこで、最初からある程度ポイントを絞って、必要な箇所のみをチェックするというスタンスで望みましょう。
| 項目 | 内容 | |
|---|---|---|
| 第一部 証券情報 | ファンドの名称、申込単位、申込期間、ファンドを販売する金融機関など | |
| 第二部 ファンド情報 | 発行者の基本的な内容、概要から運用状況に至るまで詳細な投資情報を開示 | |
| 第1 ファンドの状況 |
1 ファンドの性格 | ファンドの運用目的や基本的な商品の性格、受託会社や販売金融機関、ファンドの関係法人など |
| 2 投資方針 | 投資の基本方針、投資対象など | |
| 3 投資リスク | 想定されるリスク要因、リスク管理など | |
| 4 手数料及び税金 | 申し込みや解約時の手数料、収益に対する課税関係など | |
| 5 運用状況 | いつから運用を開始したのか、過去どのような運用経過をたどってきたのかなど | |
| 6 管理および運営 | 中途解約の条件、信託財産留保額などのコスト、途中償還される場合の条件など | |
| 第2 ファンドの経理状況 | 信託財産の計算機関(分配金額などを算出するための機関)、監査を行う監査法人など | |
| 第3 その他 | 投資信託の基本的な特徴、格付けの定義など | |
| 第4 内国投資信託受益証券事務の概要 | 受益証券の名義書換、譲渡制限の内容など | |
| 約款 | ファンドの運用、管理、販売などに関する信託約款の条文 | |
(投資信託協会資料より)
投資信託の目論見書の中身は、大きく2つに分かれています。
第一部は「証券情報」です。ここには、ファンドの名称や発行口数、申込単位、申込手数料、ファンドを販売する金融機関などが明記されています。
第二部は「発行者情報」です。重要なのは、第二部の方です。
「発行者情報」は、(1)ファンドの状況 (2)ファンドの経理状況 (3)その他
(4)委託会社の概要 (5)その他の関係法人の概要 という5項目に分かれています。
第二部の中でも最も重要な項目は「ファンドの状況」です。投資判断を下すには基本的にこの項目を押さえれば十分じゃないでしょうか。
また「ファンドの状況」の中でも大事なのが「投資方針」です。投資対象をどういった基準で選ぶのか、どこの地域に投資するのかなど、投資信託の運用方針が事細かに記載されています。
さらに、「リスク要因」という小項目が設けられており、マーケットの環境がどのように変化したときに、基準価格が下落するのかといったことも明記されています。ファンドを購入するかを判断する際には、必ず目を通すべき項目です。
この他、「管理および運営の仕組み」も投資信託の運用効率に大きく影響する項目ですから、チェックしましょう。ここには、そのファンドの運用にかかる諸々のコストが明記されています。販売手数料や信託報酬、管理報酬などの手数料、またファンドを購入・解約する際の締切時間や、中途解約する際の条件なども記載されています。


